3月26日、ついに約6年半の間通った居酒屋の常連を卒業した。居酒屋の名前は「しちりん馬橋東口駅前店」。特に社会人になってからは帰宅途中にふらっと立ち寄って、頻繁に訪れた店だ。
今回卒業の契機としたのは、アルバイトの圭祐の引退。この3月で大学を卒業して、4月からは就職をする。当然ながらアルバイトから身を引かねばならなかったのだ。圭祐が1年生の時にアルバイトとしてこの店に入ってから早4年と思うととても感慨深い。思い返すと店員に魅せられて通い始めたので、その当時からの最後のアルバイトメンバーだった圭祐の引退と共に常連を外れるのも、自然な成り行きかもしれない。
このような自らの常連卒業を見越しての感情の高まりもあったのだろう、この日をもってアルバイトを終える圭祐を盛大に見送った。数日前から常連に色紙を回してメッセージを募り、また、個人的にも社会人になる彼のために名刺入れをプレゼントした。圭祐が最後に男泣きをしながら感謝の言葉をくれたことは、常連生活の最後の1ページを綺麗に飾ってくれた。
居酒屋のことで少々大袈裟と思われるかもしれないけれど、僕にとってはそれ程までに思い出のある、青春の店だった。
しちりん馬橋東口駅前店、圭祐、どうも今までありがとう。